介護福祉士になるには 資格の取得方法と仕事内容

介護福祉士になるには 資格の取得方法と仕事内容

介護士と楽しそうな高齢者
介護福祉士は、介護に関する国家資格になります。
介護福祉士の資格がないと介護の仕事に就けないわけではありませんが、介護職として働いていく上で重要な役割を担っています。

本記事では、仕事の範囲、資格の取得方法、魅力について解説していきます。

介護福祉士の定義

1987年に制定された「社会福祉士及び介護福祉士法」によって位置づけられた国家資格です。

同法第2条2項で定められた定義では、以下のことが明文化されています。

  • 介護福祉士と名乗ることができる
  • 身体上又は精神上の障害があることによって日常生活を送ることが難しい人に対して介護を行う
  • 介護が必要な人やその介護者に助言や指導を行うことができる

介護福祉士としての仕事

介護施設での配膳
仕事内容は大きく3つに分けられます。

身体的な介護

介護福祉士は、認知症や老化に起因する疾病によって自分のことが自分でできなくなった人に対して介助を行います。

具体的には、食事、排泄、入浴、移動や移乗などの直接介助を指します。

生活面を支援する

具体的には、食事を作る、買い物や掃除、身の回りの支援などの間接的な介助を指します。ただし、家政婦ではないため、頼まれたことすべての介助を行うわけではありません

業務の対象となるのは要介護者が生活していく上で必要な援助と定められており、掃除は要介護者の生活範囲のみ、洗濯や食事作りも要介護者のための範囲に限ります。

介護への指導や助言

2007年の法改正によって、日常の介護を支える以外に利用者やその家族について介護に関する指導や助言をすることも介護福祉士の責務となりました。

特に認知症の介護は、専門的な知識がないと受け止めきれない行動が多くみられます。穏やかな性格だった人が突然、暴力的になることもあります。

また疾病の特徴を理解した介助を行うことで大きな事故を防ぎ、介護を支えることも介護福祉士の役割となっています。

介護福祉士資格の取得方法

介護福祉士を取得するには、現在3つの方法があります。

介護福祉士養成施設へ通い、受験資格を取得

一つ目は大学、短期大学、専門学校など指定を受けた介護福祉士養成施設へ通い、所定の単位を取得して受験資格を取得する方法です。養成施設によって2~4年と学ぶ期間は異なります。

介護福祉士の知識向上のため、養成施設卒業者も国家試験の受験が必要と制度化されるようになりました。

現在は経過措置期間であり、介護福祉士の国家試験を受験後の合否にかかわらず、5年間は介護福祉士資格取得者として働くことが可能です。さらに5年以上継続して介護就労することでそのまま国家資格を取得することができます。

経過措置は2021年末までの予定です。2022年度から介護福祉士になるためには養成施設卒業者であっても国家試験の合格が必須になります。

実務者研修修了と3年間の実務経験を経て受験資格を取得

二つ目は介護職として働きながら介護福祉士を取得する方法です。3年以上の実務経験に加えて2017年度国家試験より実務者研修の修了が義務づけられるようになりました。

仕事をしながら資格を取得することは簡単ではありません。しかし介護職のキャリアパス制度が導入され、国家資格取得のため、勉強に励む人はたくさんいます。

福祉系高校(2009年度以降入学)にて定められた科目や単位を取得して受験資格を取得

福祉系高校を卒業後、国家試験を受験する方法です。福祉系高校の場合、新カリキュラムの学校であれば卒業時に受験資格を得ることができます。

一方で特例高校などの場合、受験資格を得るまでに卒業後の実務経験が9か月以上必要になってくるため、注意しましょう。

仕事のやりがい

介護士と散歩する利用者
介護福祉士の魅力は以下のことがあげられます。

利用者に合った介助を行うことで利用者のできることが増える

介護保険は利用者それぞれの自立支援を目指しているため、そのお手伝いを担っていることはとてもやりがいにつながります。それまで利用者が一人でできなかったことが、一部介助することにより利用者自身でできるようになる達成感は心に響きます。

性別や年齢に関係なく仕事に就くことができる、また始めたいと思ったときから始められるのが介護職の魅力です。国家資格を取得することで性別や年齢に関係なく、働き続けることが可能になります。

求められる人材となる

介護職の労働条件が整備され、介護職員処遇の改善がされています。また介護のキャリアパス制度が導入され、経験年数に応じて専門的知識や技術の取得が求められるようになりました。

その中で国家資格である介護福祉士を取得することで確実に求められる人材になります。

将来性の高い資格

介護福祉士は福祉系三大国家資格の1つです。

介護のキャリアパス制度では、初任者研修修修了にて基礎知識を修得し、3年以上の実務経験と実務者研修修了によって、国家資格である介護福祉士の受験資格が得られる仕組みになっています。

介護職として先を見据えて介護福祉士を取得し、現場のリーダー的存在になることを期待しています。

【参考】
社会福祉士及び介護福祉士法
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=82021000&dataType=0&pageNo=1

 

(Posted by momota)

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※掲載情報につきましては、 2020年03月10日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。