【ケアマネの合格率が低いって本当?】その理由から対策法まで徹底解説!

【ケアマネの合格率が低いって本当?】その理由から対策法まで徹底解説!

介護保険に精通するプロフェッショナルな資格「介護支援専門員(ケアマネジャー)」。介護業界の上位資格として人気があり、資格取得を目指す人も多いです。
その一方で、「ケアマネ試験に受かるのは難しい」ことも、広く知られています。実際に、ここ数年の合格率は10%台と低く推移しています。

では、なぜケアマネ試験の合格率は低いのでしょうか?
また、そのようななかでも合格するためにできる対策はあるのでしょうか?

そこで今回は、

  • ケアマネ試験の概要
  • ケアマネ試験の合格率の推移
  • ケアマネ試験の合格率が低い理由
  • ケアマネ試験に合格するための対策

についてまとめました。

ケアマネ試験の特徴を理解して対策をたて、合格を目指しましょう。

ケアマネ試験の概要

試験勉強
ケアマネ試験の正式名称は、「介護支援専門員実務研修受講試験」です。
筆記試験に合格したあと、44時間以上の「介護支援専門員実務研修」を受け、「介護支援専門員証」を交付されることで、ケアマネとして活動できます。その後、資格を維持するため5年ごとに受ける「更新研修」があります。

ケアマネの資格は、国家資格ではありません。各都道府県が実施する資格試験で、都道府県知事の認可による資格です。

ケアマネになるための第一歩は筆記試験に合格することですが、合格率が低く難しいといわれています。

ケアマネ試験の合格率の推移

合格率

では、ケアマネ試験の合格率がどれほど低いかみていきましょう。
ケアマネ試験の合格率は、以下のように推移しています。

2014年(第17回):19.2%
2015年(第18回):15.6%
2016年(第19回):13.1%
2017年(第20回):21.5%
2018年(第21回):10.1% *1

2017年の合格率は、21.5%と一旦上昇しています。そして、2018年の合格率は10.1%と過去最低でした。
その理由は、2018年に試験制度が変更になったことが考えられます。

2018年からの変更点は、以下の2つです。
1.受験資格の変更
今までは、実務経験が5年以上、無資格であれば10年以上で受験できました。しかし、2018年以降は、次に該当する人のみ受験資格が得られるようになりました。

 

・国家資格を取得し実務経験5年以上、従事した日数が900日以上ある者
・生活相談員や支援相談員など、相談援助業務に従事し、実務経験5年以上、従事した日数が900日以上ある者

 

2.免除科目の廃止
これまでは、保有資格に応じて一部免除される科目がありました。例えば、介護福祉士であれば「福祉サービス分野」が解答免除でしたが、2018年以降は「受験者全員が全ての問題を解答する」と変更になりました。

ケアマネ試験の合格率が低い理由とは?

いよいよ本題ですが、ケアマネ試験の合格率はなぜ低いのでしょうか?
公式の見解が出されていないのであくまでも推測ですが、以下の2つが考えられます。

1.ケアマネの質の高さが重視されるようになった

第1回のケアマネ試験の合格率は、44.1%でした。*2
その後、合格率は年々低くなっています。
最初は人材を確保するために合格率が高めだったのが、近年では質を重視するため合格率を低くしていると考えられます。
2025年には、団塊世代が後期高齢者(75歳以上)になるので、より一層介護サービスを充実させなければいけません。そのためには、ケアマネの質を上げる必要があるのです。

2.勉強時間がとりづらく、試験対策が十分にできない

ケアマネ試験を受ける人の多くが、仕事をしながら勉強していると思います。忙しい合間をぬってなんとか時間をやりくりし、勉強時間を捻出するのは大変です。
さらに、家事や育児があれば休む暇もないかもしれません。
このような状況も、低い合格率になる原因のひとつと考えられます。

合格率が低くても受かりたい!ケアマネ試験への対策5つ

ケアマネ試験の合格率が低い理由は分かりましたが、それでもキャリアアップを目指して合格したいですよね。
そこで、ケアマネ試験に合格するためにできることを5つのポイントにまとめました。

1.ケアマネ試験の概要を把握する

基本中の基本ですが、初めにケアマネ試験の概要を把握しましょう。
ケアマネ試験の試験時間は120分間で、合計60問の問題を解きます。単純計算で、1問にかけられる時間は2分間です。苦手な分野は解答に時間がかかってしまうので、できるだけ理解を深めるようにしましょう。
また、全ての分野の勉強が終わったら、時間を意識して過去問を解くこともおすすめです。

2.テキストは絞って勉強する

ケアマネ試験の対策本は多くの種類があり、つい他のものにも手を出したくなるかもしれません。しかし、テキストは絞って勉強した方が効率的です。
テキストが変わると、解説の言い回しが違っていることもあり、混乱する可能性があります。同じテキストを繰り返して解くことで、理解が深まります。

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3.通学講座や通信講座を利用する

ケアマネ試験の勉強法は、独学だけではありません。通学講座や通信講座もたくさんあります。
独学より費用はかかりますが、充実したテキストと添削サービスなどのメリットもあります。
また、「お金がかかってるので失敗したくない」という気持ちも生まれより勉強に力が入る人もいるでしょう。

【通信で資格って取れるの?と思ったらまずはこれを読んでみてください】

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4.実際に関わっている利用者さんをイメージして覚える

勉強していると、なかなか覚えられない分野が出てくると思います。そんなときは、実際に関わっている利用者さんをイメージすると覚えやすくなります。
例えば、認知症の勉強をするときは認知症の利用者さんをイメージして具体的なところまで落とし込むと、症状や適切な対処法などがスッと頭に入りますよ。

5.一緒に働いているスタッフに聞く

どうしても理解できない部分があれば、一緒に働いているスタッフに聞いてみましょう。介護支援専門員や看護師など、多職種が働く職場であればより有利です。
1人で理解しようとするよりも分かりやすく、記憶に残ることに加えコミュニケーションをとるきっかけにもなりますよ。

【併せて読みたい!コミュニケーションに関するアドバイス】

コミュニケーションが苦手な方が介護業界でやっていくためのアドバイス

【まとめ】

手と手

ケアマネの質の向上が求められていること、勉強時間の確保が難しいことなどから、ケアマネ試験の合格率が低いことが分かりました。
しかし、きちんと対策をたてれば合格への希望がみえてきます。しっかりと計画を立て、合格に向かって着実に対策をしていきましょう。

ペンネーム:浅野すずか

【参照サイト】
*1
WAM NET 「介護支援専門員(ケアマネジャー)」

*2
厚生労働省 「第22回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」

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※掲載情報につきましては、 2020年04月25日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。