介護職員初任者研修とは?ホームヘルパー2級との違いについて解説!

介護職員初任者研修とは?ホームヘルパー2級との違いについて解説!


高齢化が進む現代において、介護業界には質の高い介護サービスを提供し続けることが求められています。
そのために実施されたのが、介護職員初任者研修の導入です。

以前はホームヘルパー2級という資格でしたが廃止され、介護職員初任者研修という名称に変わりました。

しかし、どのような点が違うのか、変わったことでどんなメリットがあるのか分かりにくいと感じる人も多いと思います。

そこで今回は、

  • なぜホームヘルパー2級から介護職員初任者研修に変わったのか
  • ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の違い
  • 介護職員初任者研修を取得するメリット
  • 介護職員初任者研修を取得する方法
についてまとめました。

介護のキャリアを積みたい人、さらにレベルアップしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

なぜホームヘルパー2級から介護職員初任者研修に変わったの?


ホームヘルパー2級から介護職員初任者研修に変わった目的は、より優秀な介護人材を育成することです。
そのために、介護資格のキャリアパスを明確にしました。

キャリアパスとは、キャリアアップを目指すうえでの道筋のことです。
介護業界においては、

  1. 介護職員初任者研修
  2. 実務者研修
  3. 介護福祉士
  4. 認定介護福祉士
の順にキャリアパスが作られており、介護職員初任者研修は基礎の資格といえます。

介護職員初任者研修は、2013年から施行されました。
働く場所が施設か在宅か関係なく、介護で働くうえで基礎となるスキルを身につけることができます。

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の違い

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の違いは、3つあります。

①カリキュラムと時間数の変更

講義の時間が58時間から40時間に減りましたが、スクーリングの時間が42時間から90時間に増えました。
また、「認知症の理解」という項目が追加されました。

認知症患者数は年々増加しており、2012年は65歳以上の高齢者の約7人に1人だったのが、2025年には約5人になると予想されています。

引用)内閣府 平成29年版高齢社会白書(概要版) 3 高齢者の健康・福祉
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/gaiyou/s1_2_3.html

このような背景により、認知症の病態やケアのコツを学ぶ重要性が高まっています。

②実習の廃止

ホームヘルパー2級では実習が行われていましたが、介護職員初任者研修では廃止され、スクーリングでの演習が追加されました。

廃止された理由は、施設によって実習内容に違いがあったためです。

介護職員初任者研修では、実習に代わってスクーリングによる演習が行われます。

③修了試験の合格が必須

ホームヘルパー2級は講習が終われば資格がもらえましたが、介護職員初任者研修では修了試験に合格しなければなりません。
試験時間は、約1時間です。

また、講義の各科目には「修了時の評価ポイント」があり、到達目標に達していなければ補講が行われます。

介護職員初任者研修を取得するメリット


では、介護職員初任者研修を取得することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、3つのポイントをご紹介します。

・介護の基礎からしっかり学べる

介護の仕事は、資格がなくてもできるものがあります。しかし、介護職員初任者研修を取得することで、知識や技術の基礎を学べます。

未経験のまま業務につくと、働く職場や指導者のやり方で教わることになりますが、なかには経験のなかで作られたやり方もあります。
基礎をしっかりと固めたうえで教わった方が、身につきやすくなります。

さらに、介護される利用者さんも安心ですし、働く側も自信をもって業務にあたることができます。

・転職にも有利

介護職員初任者研修を取得することで、「介護の基礎を学んだ」という証明になります。

そのため、取得後の方が採用する側にとってメリットが大きく、転職に有利に働く可能性があります。

・上位資格がスムーズに目指せる

ホームヘルパー2級の次の上位資格は、介護福祉士でした。これまでは3年の実務経験が必要でしたが、2016年度の試験から実務者研修の修了が必要となりました。

介護職員初任者研修を受けていなくても、実務者研修は受講可能です。
しかし、介護職員初任者研修を受けることで実務者研修の一部の講義が免除になり、130時間が短縮できます。

また、キャリアパスによると、介護職員初任者研修の次が実務者研修です。

介護職員初任者研修で基礎を学ぶことで、実務者研修がスムーズに取得できると考えられます。

介護職員初任者研修を取得するためには?

介護職員初任者研修を取得するためには、スクールに通う必要があります。実施主体は、都道府県又は都道府県知事が指定した者です。

通信学習でも取得できますが、「各科目ごとの上限を超えない範囲で最大合計40.5時間について実施することができる」とされているため、全てを通信学習で済ませることはできません。
講義時間の合計は、130時間です。

受験資格はなく、年齢制限もないので、介護について学びたい人はどなたでも受けられます。

介護職員初任者研修を取得しよう!


介護職員初任者研修は、介護の基礎が身につく資格です。
また、転職やキャリアアップにも有利に働きます。

きちんと学ぶことで自信をもって働けるので、介護の仕事に興味のある人やスキルアップしたい人は、ぜひ取得しましょう。

 

(Posted by 浅野すずか)

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※掲載情報につきましては、 2020年02月23日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。

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