グループホームの仕事内容とは?夜勤や給料、認知症介護のポイントを解説

グループホームの仕事内容とは?夜勤や給料、認知症介護のポイントを解説

こんにちは。介護福祉士のyumiiiii.sです。

一口に「介護」といっても、訪問介護や有料老人ホームなど施設の形態によって仕事内容や働き方はそれぞれ違います。

就業を検討している施設の仕事内容はどうなのか、夜勤はどんな感じなのか…働いてみないと分からないことがたくさんあると思いますが、できることなら働く前にしっかりと理解しておきたいものです。

そこで今回は、高齢者施設の1つ「グループホーム」に焦点を絞って解説いたします。

グループホームでの仕事や、グループホームの核心ともいえる「認知症介護」のポイントを説明していきたいと思いますので、ぜひお役立てください。

グループホームとは

厚生労働省による平成25年の「国民生活基礎調査」では、家族の介護が必要になった原因の第2位が「認知症」でした。
しかし平成30年には第1位になっており、それだけ認知症の方が増えているということになります。

グループホームは、そんな認知症の診断を受けた要支援2~要介護5の方が共同生活を送る場所です。
1ユニット5~9名の少人数で構成され、認知症になっても安心で安全な生活を送ることができるように配慮されています。

どのような仕事をしているの?

グループホームは特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの施設とは違い、「施設」と「居宅」の両方を兼ねているようなサービスを提供しています。

グループホームで仕事をするためには、認知症に対する知識をしっかり持っていることがとても重要です。
認知症の方はできないことやわからないことが増え不安を感じていますから、介護者がその不安を少しでも軽減してあげることで、その後のケアにもつながります。

日勤帯の主な仕事

通常日勤帯には3名以上のスタッフが勤務します。多くのグループホームで早番・日勤・遅番があると思いますが、始業時間や終業時間は各ホームにより異なります。

日勤帯のスタッフは、主に
・起床介助
・食事介助
・口腔ケア
・バイタルチェック等の健康管理
・掃除、洗濯
・レクリエーション
・食事準備
・入浴介助
・排泄介助

などを行います。

グループホームでは日常生活を重視したケアを提供していますから、利用者と一緒に買い物に出かけたり、食事の準備を一緒にしたり、掃除や洗濯も一緒におこなったりします。

家庭生活の延長として、可能な限り利用者の意思を尊重したケアを提供することが認知症ケアの一環になりますから、入浴なども利用者の意思を尊重しておこないます。

夜勤帯の主な仕事

夜勤帯は、宿直でない通常の介護スタッフを1名以上配置することと決まっています。遅番が退勤した後は夜勤スタッフ1人で勤務している場合が多いです。

主な仕事としては、
・入浴介助
・食事介助
・口腔ケア
・就寝介助
・排泄介助
・食事準備
・起床介助
などがあります。

入浴は日勤帯のみという場合もありますが、就寝前の入浴を希望している利用者がいる場合は、遅番スタッフが退勤するまでの間などで入浴対応しているホームもあります。

その他個々への対応

生活の主体者はスタッフではなく利用者ですから、一人ひとりの生活を重視したケアを行います。利用者の声にしっかりと耳を傾け、丁寧に対応することで認知症の進行を緩和します。

例えば
「買い物がしたい」
⇒一緒に買い物に行って利用者に品物を選んでもらったり、それが難しい場合は買い物担当のスタッフ・家族に頼むなどの対応をします。

「家に帰りたい」
⇒その気持ちの背景を探り、耳を傾け、いろいろな角度からアプローチします。

給料はどのくらいもらえるの?

厚生労働省発表の平成30年度の「介護従事者処遇状況等調査結果」によると、グループホーム職員の平均月収は22.8万円でした。

ただ、介護福祉士や社会福祉士などの資格を持っていると資格手当がついたり、夜勤をすると夜勤手当がついたりなど、同じ職場で働いていても個人差があります。

有資格者で夜勤も含めた勤務をしている場合や賞与や昇給がある職場だと、上記の金額以上の給与になる場合もあります。

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認知症介護って難しい?ポイントは?

身体的なケアだけでなく、精神的なケアをすることも介護の仕事の1つです。
適切な精神的ケアをすることで身体機能が向上することもありますから、自立した生活を送ることができるように様々なサポートをしましょう。

認知症という病気を理解する

認知症は脳の機能に障害が起きた状態で、症状の特徴は認知症のタイプごとに少し違いがあります。

・アルツハイマー型…初期段階で記憶障害、進行するにつれて見当識障害、失語、失認など
・脳血管型…記憶障害より判断力の低下、進行するにつれて意欲低下、せん妄など
・レビー小体型…初期段階でパーキンソン病様の症状、他のタイプより幻聴・幻覚が具体的
・前頭側頭型…社交性の低下、万引きなどの反社会的行動、常同的行為(同じものを食べ続けるなど)

上記に挙げた症状だけではないですが、認知症というものをしっかりと理解することで、ケアの質を高めることができます。

利用者中心のケアを〉

スタッフ中心のケアは利用者にストレスを与えてしまいます。一緒に料理をするにしても掃除をするにしても、利用者に「手伝ってもらっている」のではなく、スタッフが利用者の「お手伝いをしている」のです。中心となっているのはあくまで利用者だということを忘れないようにしましょう。

自己肯定感を回復する

人の名前や新しい作業が覚えられない、家族が面会に来たことを忘れてしまうなど、認知症の方は不安や孤独感を抱えています。

この時、言動を否定したり思いを受容してあげられないと「必要とされていない」という思いを与えてしまいかねません。

ですから「必要とされている」と感じられる場を作りましょう。

1つの方法として、利用者のできることや得意なことを把握し役割を持ってもらうことが、自己肯定感の回復につながります。感謝の気持ちや尊敬の気持ちも忘れずに伝えましょう。

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認知症介護のプロを目指そう!

認知症の介護は難しいものだと思います。一人ひとり個性があるように、認知症の方に対するケアもそれぞれで、マニュアル通りにはいきません。

しかし、だからこそやりがいがあり、達成感を感じることができるのだとも思います。

自分もいつか認知症になるかもしれない。その時にはどのようなケアを受けたいか、今の自分のケアはどうなのか、ということを考えながら日々のケアに取り組みましょう。

(Posted by yumiiiii.s)

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※掲載情報につきましては、 2019年12月17日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。