家族の介護がきっかけで、お水から介護職に転職した話

家族の介護がきっかけで、お水から介護職に転職した話

手をにぎる

こんにちは、ヘルなび編集部です。

今回は、フリーターから夜のお仕事、そして介護の世界へと飛び込んだ経験を持つ、晴菜さん(仮名)のお話をご紹介します。全くの異業種、異分野を経て、晴菜さんが介護に興味をもったきっかけはなんだったのでしょうか。そして、その結果は?

実体験だからこそのホンネが満載!ぜひご覧くださいね。

 


初めまして。

私は今まで夜のお仕事、いわゆる水商売をしていました。

たまにコンサートチケットのお仕事を昼間することもありましたが、やっぱり給料の面など考えると夜のお仕事の方が収入がいいので、結局は夜のお仕事に戻ったりしていました。

今回は私が介護のお仕事に就こうと思ったきっかけ、実際に働いてみてどうだったかについてを皆さんにご紹介したいと思います。

介護職を選ぶきっかけ

今まで介護なんて全く興味がなく、知識も情報もない状態だった私がなぜ介護の道に入ったか、経過をお話したいと思います。

フリーター時代のこと

ぼやけた夜景私は高校を卒業してからフリーターをしていました。実家にお世話になっていたし、保険のこともよく考えないで適当に収入まるまる自分の好きに使っていました。でも、厳しい祖母から色々と文句を言われ、実家暮らしが面倒臭いなと思う様になり、手っ取り早く一人暮らしができる、寮つきの夜のお仕事をみつけました。

それが水商売でした。

すぐに寮に入ることもできたし、家電関係の購入の資金も会社から借りることができたので、貯金がない私でもすぐに一人暮らしすることができました。

そんな生活を5年くらい送っていたある時、祖母が倒れてしまいました。

もともと心臓が強くなかったのですが、大動脈弁狭窄症だと診断され、時々血が通わなくなるいわゆる「虚血状態」になって、気を失って倒れてしまう事が時々起こりました。

本人にも記憶がない様で、倒れる前後のことは分からないみたいです。脳梗塞の痕があるからということで手術はできなかったので、入院して様子を見ることにしました。でも入院生活で、祖母は認知症を発症してしまいました。

自宅での介護生活

紅葉と女性祖母は80歳になってもしっかりしていたので介護保険を申請していませんでしたが、入院で一気に認知症の症状が出てきたので、退院後すぐに介護保険を申請しました。

それから家族みんなで介護を行う事になり、私も仕事が休みの時などは積極的に実家に戻り、介護を手伝う事になりました

同じことを何回も繰り返してくる祖母に対して耳を傾け、「はいはい」と話を聞くだけで祖母は満足して落ち着いてくれました。

トイレの場所がわからなくなったときは「こっちだよー」と案内すると、自分で排泄することができていました。

お薬を飲ませるときは何を飲んだらいいかわからなくなることがあったので、「これが今回飲む分だよ」と手伝っていました。

そんな中、母が「あんた、意外と介護できてるじゃない。介護関係の正職員でも目指したら?保険も入れるし」と声をかけてくれたのがきっかけで、介護の仕事をさがしてみようと思うようになりました

介護の求職活動

面接介護職に就くためにどんな資格が必要か等なにもわからず、まずは職安にいって相談することにしました。

無資格だと介護補助という仕事があること、介護職員初任者研修という資格を取ると介護員として働けること、経験を積めば介護福祉士という国家資格が受験できることなどを教えてもらいました。

そして求人情報がたくさんあり、どこの施設も人手不足だという事も教えてもらいました。

介護職員初任者研修は個人で受講すると10万円前後かかると聞いたので、まずは介護補助という事で働いてみることにしました。

介護職に転職!

家族介護と仕事での介護のギャップ

車椅子正直、私は介護を甘く見ていました。

自宅で祖母を介護していた時に満足した表情・落ち着いた表情をみたとき、水商売と似てる部分があって、話を聞くこと、笑顔で対応すること、ちょっとした身の回りのことをやってあげることが介護という仕事内容なのだと思い込んでいました

しかし、実際働いてみると…一人で排泄できない人の世話だったりおむつの交換だったり、口から痰や食べ物などをダラリと垂れ流していた人の世話だったり歯磨きや入れ歯洗浄の仕事だったり…。いわゆる綺麗じゃないお仕事がたくさん出てきました。

家でやっていた内容だけが介護の仕事だと思っていたんですね…。

どうしても抵抗があり、なかなか率先して出来ない場面がどんどん増えてきました。

休憩時間の介護スタッフの私への不満

吹き出しある日、休憩時間になり、トイレに行ってから休憩に入りました。

そのため、皆さんより少し遅めに休憩室に入ることになったんです。

休憩室のドアを開けようとしたその時…

「新人だし、補助さんだから仕方ないけどさぁ、介護で最低限必要な事いちいちためらわれると仕事がはかどんないんだよね!」「わかるー。立て込んでるんだから、てきぱきやってほしいよね」

と、介護スタッフの皆さんの私に対する愚痴が聞こえてきました。

思わずドアをあけるのをやめて、車に行って一人でお昼を食べました。

みんな、そんな風に思ってたんだ…。それに気づいたら、もう介護の仕事はしたいと思えなくなりました。

女性が多い職場特有の雰囲気

手を取り合うイラスト自分の不甲斐なさがきっかけではありますが、結局、私は介護の仕事をあきらめる事にしました。もう少し介護の仕事がどのようなものなのかしっかりリサーチしてから就職を考えるべきでした。

そして、介護も立派なチームワークの仕事

私のようにスムーズに仕事ができない人間がいると、たちまち悪口の対象になってしまいます。実際、皆さんに迷惑をかけましたし。

そしてこれは男尊女卑みたいに思われたら申し訳ないのですが、やはり女性が多い職場となると、どうしても愚痴や文句に同調する人は多いと思います。ほかのスタッフの皆さんと上手にやっていける身のふるまい、仕事のこなし方が必要なお仕事だと痛感しました。

せっかく体験させていただいた介護の仕事なので、もう少し自分自身を見つめなおして、仕事内容も勉強して、機会があったら再度トライしてみたいお仕事だなと思っています。

(Posted by HIMIROW)

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※掲載情報につきましては、 2019年12月06日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。