【低栄養の予防と対策】食事を楽しくおいしく!健康に!

【低栄養の予防と対策】食事を楽しくおいしく!健康に!

食卓
毎日欠かせない「食事」。1日3回しっかりと食事を摂ることは、若くて健康な人なら難しいことではありません。

しかし、歳を重ねるごとに食事に対する意欲がわかなくなったり、食べる量が減ったりと、十分な栄養を摂ることが難しくなっていきます。

十分な栄養を摂ることができないと、体を動かすために必要なエネルギーが不足し、様々な症状を引き起こします。

ここでは低栄養の症状や対処法、予防法についてお話ししていこうと思います。

低栄養の症状

高齢者の低栄養は、以下のような症状を引き起こします。

高齢者にはよく見られる症状ですが、このような症状がある方は栄養が十分に摂れていない可能性があります。

体重の減少

食事から十分な栄養を摂ることができなくなると、私たち人間の体は自分の筋肉や脂肪を分解して、エネルギーを捻出しようとします。

すると筋肉や脂肪の量が減り、体重が減少します。
筋肉や脂肪の量が減ると、二次的に他の症状を引き起こすリスクが高くなりますので、注意が必要です。

皮膚の炎症や床ずれ

皮膚と骨の間でクッションのような役割をしている筋肉や脂肪が減ると、骨が皮膚を圧迫・刺激し、皮膚炎が起こりやすくなります。

ベッドに横になっている時間が長い場合、骨によって圧迫されている部位には床ずれができやすくなります。

活動量の低下

筋肉の量が減ると疲れやすくなり、動くことを億劫に感じるようになります。

活動量が低下すると腸の運動が弱まり、便秘になりやすくなります。
また、動かない分お腹が空きにくくなるので、食事の量が減ることがあり悪循環になってしまいます。

免疫力の低下

栄養のバランスが偏ったり、免疫力を高める「ビタミンC」や粘膜を保護する「ビタミンA」の摂取量が減ると、免疫力の低下につながります。

免疫力が低下すると、皮膚や消化管の抵抗力が弱くなり、感染症にかかりやすくなります。

高齢者の低栄養対策は?どのようにすれば良い?

お粥

低栄養は多くの不調を招き、適切な対処をしないと症状はどんどん悪化する一方です。
ではどのようにすれば食事を「食べたい」「美味しい」「楽しい」と思ってもらえるのでしょうか。

ここでは低栄養の対処法についてお話ししていこうと思います。

食材の大きさや硬さに注意する

加齢により噛む力や飲み込む力が弱くなると、今までは食べることができた食事を食べることが難しくなります。

例えばブロックの肉が噛み切れなくなったり、飲み込むまでに時間がかかったり。いくら美味しい料理を作っても、食材選びを間違えたり具材が大きすぎたりすると、高齢者にとっては「辛い」食事になりかねません。

食事を作る時は、

  • 噛みやすいもの
  • つぶしやすいもの
  • まとまりやすいもの
  • のどごしが良いもの
を選んで調理するように心がけましょう。

うどんは柔らかくなるまで煮込む、お肉は塊のものより薄くスライスされたものを選ぶなど、食べやすい形態で食事を提供しましょう。

「つなぎ」や「とろみ」で飲み込みやすく

高齢者は、反射神経が低下したり飲み込む力が弱くなったりしているため、むせや誤嚥を起こしやすくなります。
むせや誤嚥は食事に対する恐怖心を抱く原因になるので、飲み込みやすい食事の提供を心がけましょう。

市販のとろみ剤を使っても良いですが、とろみ付けになる食品を有効活用したほうがおいしく仕上がります。

  • 生クリーム
  • ヨーグルト
などを上手に使うことで、自然なとろみをつけることができます。スープには片栗粉でとろみをつけても良いです。

また、ひき肉には「つなぎ」として豆腐やはんぺんを使うと、口当たりやのどごしが良くなり飲み込みやすくなります。

まずは低栄養の予防に努めよう!ポイントは?

低栄養になると、回復するまでには時間がかかります。ですから、元気なうちから低栄養の予防に努めることが重要です。

ここでは低栄養予防のポイントをいくつか紹介します。

①必ず3食摂ろう

食事は健康のために重要な役割を担っています。

欠食せずに3食しっかり食べるようにしましょう。

②毎日コップ1杯の牛乳を

コップ1杯の牛乳を毎日飲んでいる人は、筋骨関連の栄養素が充実しているといわれています。

カルシウムやたんぱく質をバランス良く含む牛乳で、低栄養を予防しましょう。

③食欲がないときはご飯よりおかずを優先する

食欲があまりないときにご飯を先に食べてしまうと、栄養が足りなくなったり偏ったりしてしまいます。

おかずを優先して食べることで、多くの栄養素を摂取するようにしましょう。

④「香り」で食欲増進

香味野菜や香辛料は嗅覚を刺激し、食欲を増進させる効果があります。

食事のアクセントにもなりますので、有効活用しましょう。

低栄養を防いでいつまでも「元気に」「楽しく」生活しよう

介護施設の食事
今回は高齢者の低栄養についてお話ししました。低栄養は様々な不調を招きますので、高齢になってもしっかりと栄養を摂ることを心がけましょう。

食事は生活の基本ですから「美味しく」「楽しく」食べることができるように、その人にあった食事を提供することが大切です。美味しい食事は心も体も満たしてくれるはずです。

(Posted by yumiiiii.s)

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※掲載情報につきましては、 2020年03月29日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。