【コロナ差別】医療従事者が差別の対象となっている現状

【コロナ差別】医療従事者が差別の対象となっている現状

こんにちは、ヘルなび編集部のゆうきです。

日々感染が拡大している新型コロナウイルスですが、その感染力や症状だけでなく、差別も問題になっているのをご存知でしょうか?

先日、集団感染が起きた京都産業大学に対し、「大学に火をつけろ」「感染した学生の住所を教えろ」といった脅迫じみた電話やメールが相次いでおり、まさに「コロナ差別」といえる状況です。

こういったコロナ差別は、医療従事者介護現場でも発生しており、ある意味ではコロナ感染よりも酷い、深刻な問題と言えるかも知れません。

今回は医療や介護、保育で起きている差別や誹謗中傷、またその結果起きている問題についてお話していきます。

医療従事者への差別

指を刺される人

以下朝日新聞デジタルより引用します。

看護師や介護職員らでつくる日本医労連が傘下労組を通じて調べたところ、厳しい実態が浮かび上がっている。

医療や介護の現場では慢性的な人手不足がさらに悪化。マスクなど資材の不足に加え、医療従事者への差別も見られるという。

朝日新聞デジタルより:物資不足に差別まで 疲弊する医療従事者をどう守るか

看護師や介護士には子どもがいるお母さん世代が多いです。学校の休校により子どもの世話などを理由に職場から離れなくてはならないため、介護・医療現場の人で不足が悪化しています。

しかし問題はこれだけに留まりません。

TBSニュースによると、

感染が起きた病院の職員が、濃厚接触者ではないにも関わらず、「引越し業者からキャンセルされ、バイ菌のような扱いを受けた」「病院職員の子どもが保育園から卒業式の参加を断られ、登園しないでほしいと言われた」

参考:TBSニュース 医療関係者に向けられる“コロナ差別

といった問題が起きています。

また訪問看護師が「なぜ看護師が外を歩いている、お前のせいで感染が広がる」といった暴言を受けたり、看護師の子どもがいじめの対象となっているとの報告もありました。

コロナウイルスの感染予防は重要なので、一概に間違っているとは言えない対応もありますが、コロナに敏感になりすぎて冷静さを欠いているような印象ですね。しかし中にはコロナにかこつけて、ただ単に他人を攻撃したいだけではないかとも思える発言も多くみられました。

そんななかツイッターでは、看護師として働く人から以下のような声が上がっています。

直接的に差別発言をしていないにしても、現場で働く職員はこういった現状に疲弊しています。

コロナ差別は介護現場でも

手のひらを前に出すビジネスマン

以下毎日新聞より引用します。

東京都内の介護事業所が、新型コロナウイルスに職員1人が感染したことを公表したところ、保健所が「濃厚接触者」でないと判断した利用者が、他の事業者からサービスを断られるケースが相次いだ。

引用:毎日新聞 新型コロナ「濃厚接触者以外」でもサービス拒否相次ぐ 「介護崩壊」に危機感

感染防止のために対策するのはもちろん正しいことです。ただ濃厚接触者ではないにも関わらず利用を断られてしまっては、介護が必要な高齢者はどうすればいいのでしょう。コロナ感染したわけではないので病院でお世話になるわけにはいきません。

こうした過剰反応が広がってしまうと、介護サービスを利用できない高齢者が増えてしまいます

なかには励ましの声も

元気のない患者を励ます精神科医

なかには以下のような言葉をかける人もいらっしゃいました。

「介護職・医療職・保育職すべての皆さんありがとう。頑張ってください」。全身の筋肉が衰える筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患う岡部宏生さん(62)が今月初め、SNSでこんなメッセージを発信した。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかでも人の命や生活を守る人へのお礼を込めた発信に、感謝の輪が広がっている。

引用:朝日新聞デジタルより 「最前線で頑張る人、差別なんて最低」ALS患者が一石

現場で働く人たちにとって、こうした考えの人がいるだけで励みになりますね。

医療・介護・保育の現場でも、それ以外の場所でも、上記のような理解が必要です。「コロナだから」「感染の危険があるからと」何でもかんでもコロナウイルスのせいにして、人を差別するときではありませんね。

まとめ

コロナウイルスによって引き起こされたコロナ差別は、現在社会的に問題になっています。

これはあくまで筆者の主観なのですが、こうした差別が起きている原因は、コロナについて正しい情報を持っていないからではないか、と感じました。過去エイズに感染した人も差別の対象となっていました。今回もコロナ感染も同じく、一人ひとりが正しい情報を得ようとする努力が必要ではないでしょうか。

また医療従事者に差別的な発言をしている人は、まず「自分が差別されたらどう感じるか」と、人として当たり前のことを考えてみてください。

(Posted by ヘルなび編集部 ゆうき)

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※掲載情報につきましては、 2020年04月16日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。