今日からできる!【指先の痺れ】の原因と対処法

今日からできる!【指先の痺れ】の原因と対処法


指先の痺れ
があると、つまんだり、指先での細かい作業に支障をきたしたりしてしまいます。

理学療法士として働いていると、患者さんの指先の痺れの訴えの原因が整形外科から内科の分野と様々であることを目の当たりにします。

そこで、今回は指先の痺れの原因を考えるうえで知っておきたい病気の種類と、すぐに試せる対処方法を紹介していきます。

指先の痺れの原因は?

痺れとは、感覚を伝える伝導路である器官に何らかの異常が起きるため生じます。
具体的には、末梢神経や脊髄、大脳などの器官に障害が起きることで、痺れが生じるのです。

指先の痺れがある場合には、頚髄から分岐している神経の異常の場合と、手根管や肘部管といった首から指先の間にある組織が神経を圧迫している場合が原因と考えられるでしょう。

さらに指先の痺れがひどくなると、握力や指先の力が入りにくくなり、日常生活にかなりの制限が生じてしまうことがあるのです。

頚髄症

頸椎が神経を圧迫することの症状の一つとして、指先の痺れがみられます。
頸椎の変化は50代以降になると多くみられますが、状態が悪いと変化した頸椎が頚髄を圧迫することで感覚障害や痺れがみられるのです。

手先の痺れに加え、肩から手にかけての放散痛や手指に力が入りにくいなど、場合によっては神経の圧迫を解消するために手術が必要になります。

胸郭出口症候群

腕を挙げる際に、上肢に痛みやビリビリとした痺れが生じます。
特に指先では、小指側に痺れが生じやすい傾向がみられます。

なで肩の女性や重たいリュックサックを背負うことなどにより、肩から手にかけての神経や血流が圧迫されることにより、痺れや痛みが生じます。
圧迫されている部位によって、保存治療か手術治療かが選択されるため、整形外科での適切な治療が必要となるのです。

肘部管症候群

肘の内側にある尺骨神経が牽引されたり圧迫されたりすることで手指の痺れが生じます。

多くの場合には、小指と環指に痺れが生じ、肘の内側を軽く叩くと同部位に痺れを感じます。
まずは、安静や薬物治療が選択されますが、極度に圧迫されている場合には手術にて治療が必要となるのです。

手根管症候群

女性に多くみられる病気で、手首にある手根管と呼ばれるトンネルが正中神経を圧迫することにより、手指の痺れが生じます。
初期では中指や示指に痺れが生じますが、症状が進行すると母指や環指にまで範囲が拡がります。

痺れの影響で、ボタンをかけるなどの細かい作業ができなくなったり、母指の付け根の筋肉が痩せてきたりすることがあり、整形外科など専門医による治療が必要となります。

糖尿病

糖尿病では、症状が進行すると末梢の神経が障害され指先や足先に感覚障害や痺れが生じます。
そのため、持病に糖尿病があり、血糖値が高くなった場合などには注意が必要です。

末梢血管の血流障害

手先の血流が低下し冷たくなると、手指が痺れたり痛みが出たりします。

閉塞性動脈硬化症やバージャー病といった病気が有名ですが、いずれも喫煙などで病気にかかる確立が上がることが知られています。

指先の痺れと専門科

指先の痺れがみられた場合には、まずは医療機関を受診すべきです。
なぜなら早期に治療を行うことで、症状の進行を抑えたり、解消したりすることが期待できるからです。

もしも、痺れだけが症状として出現する場合には整形外科が第一選択になる場合も多いです。
しかし、指先の痺れに加え、喋りにくさや眩暈(めまい)などの症状がみられる場合には、脳梗塞など脳に関係する病気の可能性もあるため、脳神経外科神経内科を受診することをおすすめします。

日常生活での痺れへの対策は?

指先の痺れが急に生じた場合には、まずは医療機関を受診してください。

しかし、慢性的な指先の痺れに悩まされる場合には、以下の方法を試すと軽減することが期待できるでしょう。

姿勢を整える

姿勢を正すイメージ
頚椎症などは、首を支える上半身や土台となる骨盤など姿勢が悪いことが原因となります。また、姿勢が悪いと肩周りの筋肉なども凝りやすくなるため、胸郭出口症候群などにもなりやすくなるのです。

すぐには効果を実感しにくいかもしれませんが、痺れを増悪させないためにも意識することが大事です。

冷えた指先を温める

血流が阻害されている場合などでは、指先を温めることで痺れが軽減することもあるのです。

方法としては、蒸しタオルなどで包んだり低温でじっくりと温めると良いでしょう。
注意点として、神経障害により指先の感覚が低下している場合には火傷の危険性もあるため気を付けてください。

ストレスを解消する

実は、指先の痺れは原因不明で心理的な負担により起きている場合もあるのです。

自律神経失調症など、心の負担が身体の不調となり表れるケースなどが該当します。
受診しても経過観察であったり、早期の治療が必要ない場合には、心配をやめ好きなことに没頭するなどストレスの解消をしてみることも方法として試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

医療機関を受診しましょう
手指の痺れは、整形外科や内科、神経の障害など幅広く起こりうる症状です。
そのため、手指に痺れが生じた場合には、まずは医療機関を受診し医師の指示を仰ぎましょう。

もしも、慢性的に痺れの症状に悩む場合には、姿勢や生活習慣の見直したり、ストレスを解消したりといったことを日々の生活に対策として取り入れ、試してみてはいかがでしょうか。

 

(Posted by 大世渡渉)

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※掲載情報につきましては、 2020年03月30日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。