高齢者向けレクリエーションに迷ったら?おすすめの脳トレをご紹介

高齢者向けレクリエーションに迷ったら?おすすめの脳トレをご紹介

ドミノ倒しをするおばあちゃん

高齢者の集まるデイサービスや施設などで行われるレクリエーション。
中でも
脳トレ」は人気ですよね。

ただ、利用者様に飽きの来ないプログラムを提供しようとするとレパートリーが品切れに・・・そんなお悩みをお抱えの介護士さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、高齢者の健康を保つのに効果的な脳トレの種類と、バリエーションの増やし方をご紹介!

具体的なやり方についてもお伝えしますので、ぜひ毎日のレクリエーションの参考にしてくださいね。

まずはおさらい!『脳トレ』ってなに?

疑問

『脳トレ』というと、計算ドリルを解いたり、漢字や地名などの問題に答えたり、といったものをまず思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

脳トレとは、そうした勉強のようなものだけを指すわけではありません。文字通り、を使うトレーニング全般を表す言葉です。

身体を動かすのにも、記憶を呼び起こすのにも脳は使います。また、自分の考えを言葉にしたり、他の人とコミュニケーションを取るのも非常に脳を使う活動です。

『脳トレ』とは、このような脳の様々な働きを活性化させるトレーニングです。
脳トレを効果的に行うことで、高齢者の健康を保つのに様々な効果が期待できますよ。

脳トレで期待できる効果

脳トレの効果や目的というと、『認知症予防』がまず思い浮かぶのではないでしょうか。

上記でもお伝えした通り、頭だけを働かせるのではなく、レクリエーションとして体を動かすプログラムと組み合わせて行えば、脳機能だけではなく心身機能の低下も食い止めることが出来ます。

また、他の利用者さんとのコミュニケーションの機会とすることで、引きこもりやうつ病の予防にも貢献することが出来るといわれています。

高齢者の脳トレにバリエーションを持たせたい時は同時に軽く体を動かすようなプログラムや、他の方とのコミュニケーションを通したプログラムを立案していくことで、様々な相乗効果が期待できますよ。

脳トレの種類3種ご紹介

レクリエーション

ここからは代表的な「頭を使う脳トレ」「体を使う脳トレ」「言葉を使う脳トレ」についてご紹介していきます。

まずは下記のような基本的なメニューの組み合わせから行っていきましょう。

漢字や計算ドリルなど

最も一般的に行われているのが、漢字ドリルや計算ドリルなどを使って問題を解いていく形式のレクリエーションです。

一人で集中しやすいですし、インターネット上に例題なども多くありますので、すぐに取り組めるのがメリットですね。

しかしデメリットとしては、「問題を解く」という作業だけという意味では内容を変えてもやっていることは同じなのでマンネリ化しやすいこと、また活動性の低い課題なので身体機能の維持という目的としては使いにくいということがあります。

もしご自身の施設でこのようなパターンのマンネリ化になっている場合は身体を使った脳トレに挑戦してみましょう。

体を使った体操

考えながら体を動かすことで体と脳の両方を活性化させることを目標とした「脳トレ体操」も動画サイトなどで多く紹介されています。

一つ例を挙げるとすると、NHKの体操動画でも紹介されている「右手と左手で違う動作を行う」体操は取り組みやすくおすすめです。

①右手と左手を高く挙げる

②右手:棒を描くように上下に指を動かす、左手:三角形を描くように動かす

③右手と左手の役割を変更し同様に行う

参照:NHK「らいふ」頭と体を健康に!脳トレ動画まとめ

このように左右の手(足)で同時に違う動作を行うのはやってみると結構難しいものです。

最初はうまくできないかもしれませんが、うまくできなくて試行錯誤している時こそ脳の働きが活発になります。

言葉を使った脳トレ

言葉を使った脳トレも効果的です。
しりとりなどのように、集団で取り組む課題を行うことで利用者同士のコミュニケーションが生まれ、さらなる脳の活性化を助けてくれる効果があります。

言葉を使った脳トレ+回想(思いだし)を使ったゲームとして、都道府県にまつわる問題を出し、口頭で回答してもらうようなクイズ大会を行うことも複合的な脳トレの1種として効果的です。

体を使ったレク+脳トレでバリエーションを作る!

2重課題(デュアルタスク)を使った脳トレ

最近、脳トレのレクリエーションの一つとして人気なのが、2重課題(デュアルタスク)を使ったプログラムです。

2重課題とは読んで字のごとく、2つ以上の課題を同時にすすめることをいいます。

例えば『歌をうたいながら』『足踏みを行う』などの課題を行うことで、脳の様々な部分が活性化し、認知機能の低下を防ぐことに貢献するといわれています。

 

デュアルタスクを用いた脳トレのバリエーションの例

・足踏みをしながらクイズ

・足踏みをしながらうたう

・足踏みをしながらしりとりをする

 

上記のようなレクリエーションが説明も簡単でわかりやすく、取り組みやすいもの代表格といえるでしょう。
このような基本的な物に慣れてくれば、以下のように課題を増やしてみたり、課題を行うスピードを早めるなどの工夫を行うなどしてバリエーションをつけていきましょう。

さらにSTEPUP!
足踏みをしながら歌を歌い、特定の拍子で拍手をする(数を数えながら3の倍数で拍手など)

2重課題は『課題の組み合わせ』でトレーニング内容が変わるため組み合わせは無限大でレクリエーションの内容に悩んだときに大きく貢献してくれます。

バリエーションに行き詰ったときはこの2重課題の理論を応用して脳トレメニューを開発してみてくださいね。

最後に

トランプをする老人しかし認知症のきっかけや科学的な知見を考えれば計算ドリルなどの単調なレクリエーションだけでは不十分といえます。

今回の記事を参考に利用者様が楽しめるようなレクリエーションプログラムを立ててみてくださいね!

(Posted by cnet)

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※掲載情報につきましては、 2020年04月13日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。