【聞き上手な介護福祉士になる】傾聴力を鍛えるコツとポイント!

【聞き上手な介護福祉士になる】傾聴力を鍛えるコツとポイント!

利用者様のお話を聞く上で必要不可欠なのが傾聴力。特に訴えが多い利用者様だったり、不穏になりやすい方には大切です。

介護福祉士としては必須ともいえる傾聴力ですが、実際にどうすればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

今回は傾聴力を鍛えるコツや簡単なポイントを紹介していきます。

傾聴力を鍛えるコツは?

そもそも傾聴って?

傾聴とはようは話を聞くことを指します。つまり傾聴力が高い人というのは世間一般でいう聞き上手の人です。

聞き上手の人はただ話を聞くだけではなく、相手が気持ち良く話せるように話を聞きます。相手が気持ち良く話せるようになるには、どう返事するかが大切です。

バックトラッキングを活用して傾聴してみましょう

行動心理学の中に、バックトラッキングというものがあります。これは相手が発した言葉を繰り返して話すことで、心理的に親密感を持たせる思考方法です。

分かりやすく言うとオウム返しになります。ただし、ただ相手の話をそのままそっくり返しても、ただ適当に返事をしたと思われる可能性もあります。また、毎回オウム返しで返しても話題が広がらずに、話し手は気持ち良く話せません。

実際に介護現場で良くある会話で例をあげると。

 

例:話し手「私は昔農家で働いていてね。ここからずっと地方の方で凄い田舎だったのよ」

聞き手「自然がいっぱいの所で働いていたんですね」

 

このような感じで言葉を少し変えて言い換えることで、同じような内容でもオウム返し感を無くすことができます。

一度覚えれば明日からでも簡単に実践できるので、返事に困った時はオウム返しをすると会話がスムーズに進みやすいです。

自分から話すときは簡潔な説明が大切です!

認知症が進んでいる高齢者は、一度に入る情報が多いと処理しきれずに理解できなくなってしまいます。その為、こちらから伝えたいことがある時は簡潔に短い言葉でまとめることが大切です。

例えば、

「おはようございます!今日はいい天気で気持ちが良いですね。○○さんは調子はどうですか?これからおやつが出ますけどその前に手を洗ってトイレに寄っておきませんか?」

といった老人ホームだとわりとありがちな会話ですが、これだと認知症が進んだ方には伝わらない可能性があります。

挨拶と、天気の話、調子の質問、次の行動への声掛けと話題が4つも出てしまうと、言葉が理解できずに狼狽してしまうかもしれません。こういった場合は、4つの話題をそれぞれ別にして話すことで理解を得やすいです。

 

例:話し手「○○さんおはようございます!」

聞き手「おはようございます。」

話し手「今日はいい天気で気持ちが良いですね。」

聞き手「そうですね、おひさまが照っていてお散歩日和ね。」

 

といったように、相手の返事を待ってから話題を一つずつ提供していくと良いです。逆に相手が沢山の話題を話していた時は、その中から一つの話題に焦点を当てて話すとスムーズに話せます。

自分の感情をコントロールする為には?

利用者と接していると話の内容次第によって、感情的になってしまうことがあるかもしれません。しかし、お互いに感情的になって話しても問題は解決しませんし、関係悪化にも繋がってしまいます。

そこで、アンガーマネジメントという怒りをコントロールする技術を紹介します。

傾聴をする為には自分は冷静に話を聞ける様な状態になる必要があります。かっとなってしまった時に感情を落ち着かせる技術を持っていると、スムーズな話し合いを行うことができるでしょう。

会話中にすぐに使える技術として、ストップシンキングという技があります。これは、相手のアクションで怒りが湧いたときに、頭の中で強く「ストップ!」と唱えることで思考を無くして感情をリセットする方法です。

心の中でただ漠然と「ストップ」と唱えてもあまり効果はないので、実際にはしませんが思いっきり叫ぶようなイメージで唱えてみましょう。強いイメージを持つことで思考をリセットしやすくなります。

他にも、事前に自分が落ち着ける言葉を作っておいて、怒りを感じたときにそれを唱えて気持ちを落ち着けるコーピングマントラという技法もあります。基本的に唱える言葉は何でも良いですが、自分が落ち着けると思える言葉の方が効果が出やすいです。

コーピングマントラは自分が落ち着けるスイッチを作る技術なので、落ち着ければ言葉ではなく動作でも可能になる場合もあります。

まとめ

傾聴する上で大切なのは冷静に話を聞き、向こうはどんな言葉を望んでいるのかを考えながら受け答えすることです。

特に認知の強い高齢者の方は会話の流れが不明瞭になりやすく、こちらが上手く誘導する必要があります。会話のをしていても、どう伝えて良いか分からず感情的になってしまう高齢者の方も少なくありません。

向こうが感情的になったときに自分も感情的にならないように、すぐに冷静になる必要があります。アンガーマネジメントは介護士の傾聴力アップの為には必要不可欠な技術ではないでしょうか。

 

  • 感情をコントロールする。
  • 会話はできるだけ短文に、相手の言葉を上手く纏めてあげる。
  • バックトラッキング(オウム返し)を活用していく。

 

上手く話を聞ける様になれば高齢者も介助者を信頼して、色々な話や笑顔を見せてくれるようになります。

傾聴力は毎日気を付けて実践していけば誰でも少しずつ上達する技術です。より高いレベルの傾聴力を身に付けて、信頼される介護者を目指して行きましょう。

(Posted by にわたまこ)

介護職員に必要なコミュニケーション技術

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※掲載情報につきましては、 2020年01月21日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。