コミュニケーションが苦手な方が介護業界でやっていくためのアドバイス

コミュニケーションが苦手な方が介護業界でやっていくためのアドバイス

介護職で働くには、やはりコミュニケーションが必要不可欠だと考える人が多いと思います。利用者さんと接するには確かに必要な事かもしれません。

では、コミュニケーションが苦手は人は介護のお仕事が難しいのでしょうか。

実は、そのような事はありません。「私、人とコミュニケーションを取るのが得意じゃないんです」と言う介護士さんでも、しっかり業務をこなし、利用者さんと良好な関係を保っている方は多くいます。

今回はコミュニケーションが苦手でも介護の仕事を続けていくためのちょっと役立つコツについてお話したいと思います。

介護職におけるコミュニケーション

 

高齢者と会話をする介護士よく勘違いされる方がいらっしゃるのですが、コミュニケーションはお喋りができることが前提、と考えてはいませんか?

介護職におけるコミュニケーションは、利用者さんと楽しくお喋りする事ばかりを指す訳ではありません。

相手の話に耳を傾ける、辛いお気持ちを理解しようとする、などといった傾聴も十分コミュニケーションに含まれます。

利用者さんの中にはお喋りが好きな方もいらっしゃいますが、じっくり自分の話を聞いてほしい、と思う方もいらっしゃいます。
お相手に合わせて無理なくコミュニケーションをとる方法を身に付けることは、介護職を続けていく上で効果的ですね。

何か話さなければいけないと思えば思うほど焦る気持ちから、うまく利用者さんとコミュニケーションが取れなくなってしまう事もあります。でも実は無言の時間もコミュニケーションに含まれるのだそうです。意外ですよね。

このように様々な場面で様々な状況があり、コミュニケーションが成立します。つまり、話すだけがコミュニケーションではないという事です。会話が苦手だと思っている人は是非負担に思わず、状況に応じた方法でコミュニケーションをとっていきましょう。

コミュニケーションの取り方-体験談-

ここからは、私が「思う様に利用者さんとコミュニケーションが取れない」と思ったときに実践してうまくいったコミュニケーション方法を1つご紹介します。

まず、利用者さんの情報をサマリー、フェイスシートなどと言われている書類から得ておきます。

 

具体的には?
出身地、ご兄弟、勤務歴、家族歴、趣味など

仮に利用者さんの出身地が北海道だとしましょう。
私はラベンダーの香りが好きなので、そこから、「ご出身はどちらですか?」とお聞きし、北海道と回答を得たなら「私、ラベンダーが大好きなんです。北海道に有名なラベンダー畑がありましたよね。地名をド忘れしてしまったのですが何ていう所だったかな…」という様にお話しすると、利用者さんの方から「富良野の事かな?」などと声をかけてくださいます。

事前に情報を得ておき、それに対してどのように会話を広げていこうか考えてからコミュニケーションをとる方法も、意外と無理せずとも効果的で会話が弾むものです。

<コミュニケーションが苦手な場合の働き方>

苦手なことを考える女性

とはいえ、利用者さんと接するのが苦手だな…と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
先に話した傾聴も思うようにいかないと、自分は介護職に不向きではないのか…と考えてしまいますよね。
この場合、どのようにしていけばいいのでしょうか。

まず、「会話をしなければならない」と気負うと、精神的に負担が大きくなります。
利用者さんの不安や不満などを聞き、受け止めてあげる行為も立派なコミュニケーションの一つです。

話をうまく広げることができなくても、しっかりと耳を傾けて利用者さんの話を聞くことで、利用者さん側からすると「気持ちを分かってくれる」「共感してくれる」と感じられるかもしれません。
これだけでも十分なコミュニケーションです。
聞き手にまわり、相手の感情を受け止める事は、利用者さんの精神的な不安を軽減するきっかけともなります。

次に、現在働いていらっしゃる職場の環境について考えてみましょう。

比較的重症度が低いデイサービスなどで働いているのであれば、積極的に利用者さんとお話しする必要があるかもしれません。
そうなると、人との会話が苦手だったり人見知りがある方ですと、精神的に負担が大きいと思います。

このような場合、可能であれば配属先を変更する方法があります。
コミュニケーションをとる頻度が減る、重症度が比較的高い入居型老人施設などはデイサービスに比べると会話が苦手な人には働きやすい環境かもしれません。

これはデイサービスだから仕事が簡単、老人ホームの方が会話の必要がない、という事ではありません。利用者さんの雰囲気に合わせて、自分の性格を考えて職場を決める事も働きやすい環境を作るうえでは必要な事です。

<レクリエーションでのコミュニケーション>

高齢者とコミュニケーションをとる女性

人見知りだったり会話が得意ではない方が苦手とする事がレクリエーションではないでしょうか。

大きな声で利用者さんに聞こえるようにレクリエーションの説明をしたり、場合によっては大きな声を出して場を盛り上げたり、コミュニケーションが苦手だと思っている人にとっては負担のある活動内容ですよね。

この場合はどのように行動していけばよいのでしょうか。

利用者さんは意外と介護スタッフの表情を見ています。
つまらなそうにしていると感じると、利用者さんの間でも「あの人は…」と話題にあがってしまう事もありますので、常に笑顔で楽しそうにふるまう事。そして、時には思い切って大きな声で歓声を上げたり、それが難しい場合は笑顔で大きく拍手したりリアクションを取る事、これだけでも効果的です。

このように、「こうしなければいけない」「この方法はダメ」という決まりはありません。ご自身の性格をよく理解した上で、精神的な負担にならない程度に利用者さんとかかわっていく事が、無理せずお仕事を続けていく秘訣かもしれませんよ。

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(Poasted by HIMIROW)

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