【ケアプラン、ケアマネに頼む?自分で作る?】作成者によるメリットデメリットも大公開!

【ケアプラン、ケアマネに頼む?自分で作る?】作成者によるメリットデメリットも大公開!

メモこんにちは。社会福祉士・ケアマネジャーの吉田です。

介護保険サービスを利用する際に必要となるケアプラン(介護サービス計画書)。
ケアプランは、利用者の心身状況やニーズに基づき利用する介護保険サービスの種類、頻度等を記載した「自立した生活を送るための計画書」です。
ケアプランは基本的にケアマネジャー(介護支援専門員)が作成しますが、利用者ご自身で作成することも可能です。

今回は、ケアプランの作成者について詳しくご説明させていただきますのでぜひご参考にしてください。

【ケアプラン作成前に、ケアプランの見かたチェックもお忘れなく!】

ケアプランの長期目標と短期目標の違い【介護現場でも役立つケアプランの見かた】

要介護度によって異なるケアプラン作成

要介護度は、要支援1・2、要介護1~5に区分されていますがケアプランの作成は要介護度によって異なります。

要介護度1~5の場合

介護認定を経て要介護度1~5が認定され介護保険サービスを利用する場合、ケアプランを作成する必要があります。
利用者、家族から依頼を受けたケアマネジャーは、利用者及び家族と面接を行い、心身状況や家族の介護力、希望するサービスなどを情報収集し、ニーズを抽出します。
ニーズの解決と自立した生活の目標達成から、利用者の意向に沿った介護サービス・頻度となるケアプランを作成します。

要支援1・2の場合

要介護認定で要支援1、要支援2となった方は、介護予防サービスの対象となり、ケアプランの作成は当該地域の地域包括支援センターが作成します。
(居宅介護支援事業所のケアマネジャーへ委託されるケースもあります)

また、上記ケアマネジャーが作成者となるケアプランだけでなく、利用者や家族が作成するセルフケアプランという作成方法があり、後程詳しくご説明させていただきます。

ケアマネジャーが作成するケアプランの流れ

ケアマネジャーがケアプラン作成をする場合、以下の流れで作成します。

1.アセスメント

厚生労働省の「課題分析業準項目」に沿って利用者本人や家族の心身の状況・生活環境などからニーズを抽出します。

2.ケアプラン原案作成

アセスメントでの情報をもとに、介護サービスを選択肢、頻度や時間を決めケアプラン原案を作成します。

3.サービス担当者会議

利用者・家族・介護サービス事業者が集まり、抽出されたニーズや希望に対しそれぞれがどのような介護サービスを提供していくか話し合います。

4.ケアプラン作成

サービス担当者会議の結果から、プランニングが適切かどうか本人や家族に確認し、同意を得て署名・捺印をもらいケアプランが完成です。

5.介護保険サービス開始

利用者が介護サービス事業者と契約し、それぞれの介護事業者からの介護保険サービスが開始となります。

6.モニタリング(評価)

定期的に利用者の自宅を訪問し、提供されるサービスやケアプランが適切か確認します。サービスの変更や見直しが必要な場合は、再度アセスメントを行い、ケアプランを作成します。

ケアマネジャーがケアプランを作成するメリット

専門知識と経験をもったケアマネジャーは、利用者のQOL(生活の質)向上に効果的なケアプランを作成します。介護事業者間とのやり取りを代行するため、利用者や家族の手間が軽減されます。

ケアマネジャーがケアプランを作成するデメリット

ケアマネジャーと利用者本人、家族との信頼関係が構築されていない場合やアセスメント不足により適切な課題の抽出が行えていない場合は、本人や家族が希望する介護サービスを受けられない可能性があります。
意思や想いが伝わらず納得できないケアプランに悩む方も少なくありません

ケアプランを自分で作成する場合

ケアプランはケアマネジャーに依頼せず、利用者自身や家族が作成(自己作成)することもできます。

セルフケアプランを作成する流れをみていきましょう。

1.ケアプランの自己作成の届出

自治体(保険者)の窓口で、自己作成を申告します。

2.ケアプラン作成

利用者自身が介護サービスの選択を行い、ケアプランを作成します。(ケアプラン作成支援ソフトや手書きで行います)

3.介護サービス事業所との調整

サービス利用を希望する事業所へ自ら連絡し、利用する頻度や時間を調整します。

4.ケアプラン提出

成したケアプランを自治体の窓口へ提出し確認印をもらいます。

5.サービス利用開始

介護サービス事業所へケアプランの写し、サービス提供票・サービス提供票別表を提出すればサービスが開始されます。

6.実績報告

サービスが終了する月末には、実績が記入されたサービス提供表・別表を自治体窓口へ提出します。

セルフケアプランのメリット

利用者本人や家族が必要なサービスを選択できるため、必要なサービスを厳選して利用でき、ケアマネジャーとのやり取りの負担や遠慮がありません。
また、心身状況や生活環境、これからの生活について自己管理することになるのでQOL(生活の質)の向上にもつながります。

セルフケアプランのデメリット

介護保険サービスを利用する際、介護事業所や介護施設の情報収集を自分で行わなければならないため十分な情報を得ることができない可能性があります。
また、介護サービス事業者とのやり取りや毎月の書類作成(実績報告)・届出など煩雑な事務手続きをしなければいけない負担がデメリットとなるでしょう。

【まとめ】ケアプランの作成はケアマネジャーにお任せがベター

相談

ケアプランの作成者は基本的にケアマネジャーですが、希望をすれば利用者本人、家族がセルフケアプランを作成することができる、ということが分かりました。

セルフケアプランを選択した場合、負担は大きいですが日々の自己管理ややりがいにもつながりますし、作成で分からないことがあれば地域包括支援センターでサポートしてもらえるためぜひ活用してください。

しかし、セルフケアプランはどうしても主観的で適切なサービスの選択の妨げになる恐れがあります。
また、ケアプランの作成は煩雑で心身に負担が大きい事務作業が多く、セルフケアプラン作成者の負担軽減のため、介護保険・介護支援のプロであるケアマネジャーへ依頼することをおすすめします
ケアマネジャーは客観的に利用者の状況判断を行いADL(日常生活動作)とQOL(生活の質)を高めるケアプランを作成してくれるでしょう。

介護の相談やケアプラン作成で悩んでいる方は、ぜひケアマネジャーへ気軽に相談してくださいね。

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※掲載情報につきましては、 2020年03月25日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。