ケアマネジメントとは?【詳しい内容と必要なスキルを解説!】

ケアマネジメントとは?【詳しい内容と必要なスキルを解説!】

車椅子の写真

みなさんは、ケアマネジメントという言葉を知っていますか?高齢者福祉や介護に関わった経験があれば、言葉だけでも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ケアマネジメントは、介護や支援を必要とする高齢者が適切にサービスを受けるために必要となる手法のことです。直接ケアマネジメント業務に就く人はもちろんのこと、介護職もケアマネジメントの内容を知っておくことで、より良いサービスを提供できるようになりますよ。

今回はケアマネジメントの具体的な内容と実践に必要なスキルについて紹介します。

ケアマネジメントとは?概念と高齢者分野における取り組み

ケアマネジメントとは、介護や支援を必要とする利用者本人と実際の福祉サービスや医療サービス、その他の社会資源を調整してつなぎ合わせる作業のことを指します。日本では介護保険制度が導入された2000年から、ケアマネジメントの用語と概念が定着し始めました。

現在日本の高齢者分野でケアマネジメント業務を行っているのが、ケアマネージャーです。

介護や支援を必要とする高齢者一人ひとりのニーズやデマンド、生活環境などを分析します。分析した結果から具体的なサービス内容を考え、福祉サービス事業者や医療機関、行政などと連絡調整をしながらケアプランを作成します。

さらに定期的にケアプランを見直し、必要に応じて修正・変更をしていくのがケアマネジメントの特徴です。

ケアマネジメントにおける3つの主な流れ

ケアマネジメントには一定の手順があります。アセスメント、ケアプランの作成と実践、モニタリングの3つです。

アセスメント

最初の手順がアセスメントです。

アセスメントとは利用者本人が抱えるニーズを分析する作業のこと。本人や家族との面談、生活環境の確認、関係者からの情報などから、どのような福祉ニーズ・介護ニーズを持っているかの見立てを立てます。

アセスメントで大切なのが、ニーズとデマンドを切り分けることです。ニーズとは専門家が客観的に分析した課題、そしてデマンドとは本人自身が課題だと感じていることです。本人が問題と思っていることは、客観的に見ると必ずしも問題であるとは限りません。

ケアマネジメントではニーズをケアプランに組み入れることが重要ですが、必要に応じてデマンドも入れるようにすることが大切です。本人にとっては課題であり、重要なことと感じているためです。

ケアプランの作成と実践

アセスメントを取ったら、次はケアプランの作成です。

ひとつひとつのニーズやデマンドを充足できるような福祉サービスや医療サービス、社会資源をつなぎあわせます。ケアマネージャーは各サービスを提供する事業者と連絡調整をしながら、適切にサービスが提供されるように配慮をしなければいけません。

作成されたケアプランを元にして、実際のサービスが提供されます。

モニタリング

ケアプランは一度作成したら終わりではありません。

高齢者の状況は時間の経過と共に、そして実際に提供されたサービスによって変化をしていきますその時そのときのニーズやデマンドに合わせて、サービス内容も調整していく必要があるのです。

ケアマネージャーは定期的にケアプランを見直して、内容が現在の利用者に合っているかどうかをチェックします。もしサービス内容が見合っていないことが分かれば、修正や変更を行わなければいけません。

ケアマネジメント実践に必要となる3つのスキル

ケアマネジメントとは、単なるサービスのつなぎ合わせではありません。ひとりひとりのニーズを的確に見極めて、適切なケアプランを立てる必要があるのです。

最後にケアマネジメント実践に必要となる、3つのスキルについて見ていきましょう。

利用者の気持ちを聞き出す信頼関係構築力

1つ目は、利用者の気持ちを聞き出す信頼関係構築力です。

利用者によっては介護サービスを受けることに抵抗があったり、申し訳ない気持ちを持っていたりすることも少なくありません。本当は困っていることがあっても、支援者に伝えることができないのです。

利用者の本音を聞き出すためには、信頼関係を作る必要があります。利用者の立場に立って丁寧に耳を傾け、素直な気持ちを聞き出せるような信頼関係を作るスキルは必須です。

関係機関とのコミュニケーション力

2つ目は、関係機関とのコミュニケーション力です。

ケアマネジメントは利用者本人とサービスをつなぎ合わせる手法のこと。当然サービスを提供する事業者ともやりとりをしなければいけません。

スムーズにサービス提供をするためには、関係機関とも円滑なコミュニケーションができるスキルも必要となります

業務スケジューリング力

最後は業務スケジューリング力です。

ケアマネージャーが行う業務は多岐に渡ります。自宅訪問や面談、関係機関との会議、電話対応、書類作成など膨大です。

常に多忙になりがちなため、計画的に仕事を進めていかないと業務が滞り、利用者に不便をかけることにもなりかねません。毎日の業務をスケジューリング化して、効率的にこなしていくスキルも必要です。

まとめ

高齢者とレクをする介護士

ケアマネジメントとはサービスを必要とする利用者と、実際の福祉サービスや医療サービスなどをつなぎ合わせる手法のことを指します。高齢者福祉分野では、ケアマネージャーが担っていることで知られていますね。

適切なニーズを掘り起こすためには、利用者との信頼関係が重要です。利用者の立場に立って丁寧に耳を傾けることで信頼関係は構築され、利用者が抱える真のニーズを理解できるようになるでしょう。

(Posted by Ahmad)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
※掲載情報につきましては、 2020年04月10日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。