介護のお仕事は人見知りでもできる?介護士から人見知りの方へのアドバイス!

介護のお仕事は人見知りでもできる?介護士から人見知りの方へのアドバイス!

介護の現場のコミュニケーション

 

こんにちは。ヘルなび編集部です。

介護職は、人との距離が特に近いお仕事。「人見知りだから介護には向かない」なんて考えてしまう方も多いのではないかと思います。

今回ご紹介する記事を執筆されたのは、介護士として複数の施設や事業所での勤務を経験したnamikiさん。namikiさん自身かなりの人見知りとのことですが、そんなnamikiさんから見たそれぞれの介護の現場の特徴とはどのようなものだったのでしょうか?

「コミュニケーションが苦手」「人見知りが治らない」とお悩みの方、必見です!

 


介護の現場で働く人も、介護職で求職中の方も、誰でも1度は頭に浮かんだことがあるはずです。それは「自分の性格って介護に向いているのかなあ?」と言った疑問。そして悩み。実はこの悩み、介護経験の長さや短さに関わらず、介護職員なら誰でもいつでもつまづいてしまうものなんです。

私自身、介護職員として長く働いてきましたが、自分の性格に介護の適性があるのかと聞かれたら、正直「わからない」と答えます。

それは元々、私が昔から友人も多くなくて人見知りだから。今でもコミュニケーションには自信がありません。ではなぜ、人見知りで10年以上仕事を続けていくことが出来たのか。

そのコツをお伝えしたいと思います。

介護の仕事に向いている人とは?介護業界で働く前に知っておきたい適性チェック

少人数の施設を選んで成功したケース

グループホームのイメージ

介護職員として初めて働いたのは、グループホームでした。

なぜ介護士としての最初の職場にグループホームを選んだかと言うと、少人数制のグループホームなら、特別養護老人ホームなどの大型施設と比べて情報量が少なく、初心者の私でもゆっくり学びながらケアできるだろうと思ったからです。

さらに人見知りなので、漠然と「大勢よりも少人数の方が安心」とも思っていました。ですが残念。精いっぱい人見知りを取り繕って面接に受かったのはいいのですが、次に待っていたのは同期との密なコミュニケーションでした。

その施設は新設で、採用されてから2週間くらいは開設準備をしなくてはならず、その準備の買いだしやテプラ作成をする中で、数人の同期メンバーとずっと会話せねばなりませんでした。もちろん会話は途切れ途切れ。

当時1歳の長女の子育て中で、夫と実母以外と話す機会がほとんど無かった私は、非常にその状況がしんどく、オープニングスタッフを選んだ事を多少後悔しました。ですが、後にこのグループホームを辞めて大型施設で勤務してからは、この経験は人見知りの私にとってとてもいいステップアップになったと感じました。

  • 入居者とのやり取りで自然な話術が身につく
  • 少人数なので、目の前の業務にマイペースに集中できる
  • 職員も多くないので、人見知りでも比較的早めに順応できる

介護技術の習得も、大型施設の様に急を要されることが無いのが少人数施設の魅力です。毎日何らかのトラブルはつきものですが、少人数であるがゆえにスタッフみんなでその問題を何とかしようという空気感も、人見知りにはありがたい環境でした。

100床近くの施設を選んでよかったこと

老人ホームのイメージ

少人数施設で経験を積んで2年半。その後私はもっと介護を勉強したいと思って、82床の有料老人ホームに入職しました。

入居者の方々はというと、過半数が終日オムツかもしくは日中リハビリパンツで夜はオムツ、またはポータブルトイレ、といったように、排泄が自立していない方がほとんどでした。車いすの方が半数、もう半数のほとんどがよろめきながらシルバーカーを押して歩行をするか、4点杖で手すり仕様にて歩行しており、独歩で歩いている方を見かけると「やばくないか」とサッと駆け寄りハッと我に返る。そんな環境でした。

全ての有料老人ホームがこういった環境ではないと思いますが、今の特養なんかは似ていると思います。

まず人見知りにとって、大型で、しかも要介護の方が多い施設を選んでよかった事。それは、

  • いつでも人手不足なので「失敗した」と思った面接でも受かった
  • 職員同士、勤務中におしゃべりしているヒマさえない(最低限仕事のことしかしゃべらなくていい)
  • 職員同士は疲れきっているので、メンバーによっては休憩中無言で過ごせる

入居者の情報量は多いですが、そういった情報は日々の業務や入居者の個人ファイルを見ることで得られます。
ただ、「そういった時間は時給が発生していない時にとってくれ」と言われることもあるので、そこが大型施設の辛いところかもしれません。

人見知りが訪問介護で働いた結果

訪問介護のイメージ

私は訪問介護でヘルパーとしても働いた経験があります。

人見知りなのになぜ面接を受けたのかと自分でもフシギで仕方ありません。なぜなら訪問介護は他人(利用者)の家に上がらなくてはいけません。そして利用者ご本人の城とも呼べるその聖域で、その方がしてきたように掃除したり洗濯したり買い物をしたり。そしてサービス中は1対1。

人見知りにとっては「早く(終了の)時間になってくれ」と冷や汗が止まらなくなってしまいそうな状況ですか、それは逆でした

  • 時間いっぱい用事があるので、実際は会話できる時間が少ない
  • 1日勤務しても3~4人の利用者にしか会わなくていい
  • 慣れてくると非常にお仕事が楽

というような良い事がありました。人見知りにとってむしろありがたい環境です。しかし、契約社員になってサービス提供責任者を引き受けた際には、人見知りにはつらい状況に陥りました。

自身も早朝からヘルパーとして動きながら、事務所に戻ったら顔を見たことも無いヘルパーさんに電話をして、「何曜日の何時に○○さんのヘルプに行って欲しいんですが」といった、ヘルプの調整。その後にサービス担当者会議というケアマネ・利用者・その家族などが集まって今後の相談をする会議。

人見知りだとかなりきついお仕事ですが、サービス提供責任者として面接を受けても、最初慣れるまでは事務作業を覚えながらヘルパーとして終日動く事がほとんどですので、ご安心くださいね。

まとめ

介護の仕事がしたい!でも性格が人見知りでは・・・。と、気に病んでも仕方ありません。この、「気に病んでも仕方ない」と言う言葉は何度私も自分自身に投げかけた事か(笑)

人と接するがゆえに、トラブルも悩み事も尽きないのが介護職の特徴です。しかもその原因が誰も予測できない脳の病変やその進行だったりするので、コミュニケーション能力が高いからと言って避けられたり、解決できることではないんです。

大切なのは問題にちゃんと向き合う姿勢。向き合う事が出来ている時点で大丈夫です。自信をもって介護に臨んでくださいね。

(Posted by  namiki)

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※掲載情報につきましては、 2019年11月28日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。

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