介護業界の転職において給与の条件交渉が可能なパターン

介護業界の転職において給与の条件交渉が可能なパターン

給料のイメージ

今まで長年異なった職業を行っていた人が介護の業界に新たに転職する場合、最も気になるのがお給料だと思います。

今まで培ってきた経験がすべてリセットされてしまうのは、経済的にも心理的にも影響を受けます。

しかし、介護業界ではあなたの経験によっては給与の条件を交渉できる場合があります。どういった場合に給与の交渉ができるかを紹介します。

介護職への転職の現状

車椅子を押すイメージ

介護職は、人の役に立て感謝されるという仕事の魅力以外でも、全国至る所で介護職を募集しており、の職業と比べ比較的簡単に就職ができるという点でも人気の職業となっています。

そのため、子育てでブランクがある方や、他業種から介護職へと転職をする人も多いです。

しかし、一方で介護職を安易に考えて就職し、思っていたよりも

  • 仕事がきつい
  • 給料が安い
  • 人間関係がうまくいかない
などの理由から早期に退職する人も多く、介護職の離職率の高さが大きな問題となっています。

介護職員を一人採用するために、会社として時間とお金を要します。そのため面接の担当官は、従来の労働者数重視の考え方から人物重視の考え方へと切り替わってきました。

「すぐに辞めてしまわないか」といった視点だけでなく、「今後リーダーとして他の職員を引っ張っていくことが出来そうか」という視点で応募者の面接に臨んでいます。

介護職の給与

厚生労働省による「平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果」によれば、介護職員全体の平均月収は293,450円となっており、これには夜間勤務や残業代、各種手当も含まれています。年収でみると335万~380万円とややばらつきがみられています。

介護未経験の方の給料ですと月収で260,420円となっています。介護職員の給料は、国が定める介護報酬や処遇改善加算などの補助制度によって左右され、介護報酬が変化すれば、それにつれて介護職員の給料が増減する場合があります。

介護現場で求められる経験

介護現場では、様々なスキルや経験が求められます。

第一に求められるスキルや経験は、コミュニケーション能力です。

介護職は技術職である前に人と人との関わり合いが重視される仕事です。利用者やその家族はもちろんのこと、同僚スタッフや上司、介護に関わるその他のサービスのスタッフなどと円滑にコミュニケーションをとれることは必須とされています。

そのため、面接ではコミュニケーション能力やその経験が問われることが多いでしょう。

長年その職場で働くと、主任やリーダー、管理者へとステップアップすることがあります。また、企業としては他のスタッフに適切に指示ができたり、スタッフを育成・指導できる可能性のある人を求めています。

今まで後輩を育成した経験のある人や、主任やリーダー経験のある人は優遇される傾向にあります。

給与の条件交渉が可能なパターン

給料のイメージ

例え応募要項に給与が提示されていたとしても、介護業界では既定の給与に上乗せされる調整手当という加算が存在します。

しかし、会社が求めている条件と一致しない場合は、調整手当を取得することはできません。ここでは、調整手当をつけやすい条件等を紹介します。

職場で求められているスキル・経験・資格を持っている場合

たとえ介護の業界が未経験であっても、類似する経験やスキル、資格を持っていれば調整給をつけやすくなります。

例えば、異業種でも主任やリーダー、係長など管理職の経験があれば、給与の上乗せを交渉しやすくなります。企業側が期待する人材として、即戦力はもちろんですが、長い目で部下を育てられる人を必要としています。

実際に管理職として部署をまとめてきた経験があれば、今後の成長に大いに期待が持てます。

大型免許やパソコン関連の資格、中小企業診断士など一見介護に無関係と思えるような資格でも、今後の事業展開を考えると必要となる場合もあります。また、希少な資格を持っている人は面接の際に話が盛り上がりやすく面接官の記憶に残りやすい場合もあります。

応募者が少ない施設に応募した場合

介護施設が職員募集をする場合、緊急を要していることもあります。

介護施設では施設に必要な最低人数が法律で規定されており、その人数を割ってしまうと介護報酬の減算につながり、収入が下がってしまいます。その状態がしばらく続くと倒産にもつながってしまいます。

もし、応募者が少ない施設に応募した場合、応募者を確保しようと、規定額よりも多めの給与を提示される場合もあります。

給与交渉前の面接でしておくべき準備

事前に企業について調べるイメージ

給与の交渉は可能と言っても、何の準備もせずには交渉の場に立つことはできません。

交渉するためには事前準備をしっかりとしておく必要があります。

面接時にしっかりと自分のアピールをする

面接の際に最も大事な点は、面接官にあなた自身を獲得したいと思ってもらうことです。お決まりのように面接していてはあなたの価値も見過ごされてしまうでしょう。

まずあなた自身のチャームポイントやセールスポイントをしっかりとアピールすることが必要です。特に異業種から就職する際は、アピールポイントを明確にしておかなければ、施設として最低限での条件からスタートとなってしまうことがあるので注意が必要です。

給与や条件について確認する

続いて、現時点で提示されている給与面や条件について理解してから面接に臨むようにしましょう。

いくら給与交渉ができたとしても条件面が合わなかったら、就職しても長くは務められないかもしれません。要に応じて条件面についても交渉するようにしましょう。

【長く働ける!】絶対に失敗しない介護求人の選び方を解説します

面接時に考慮すべき条件交渉のポイント

事前にいくら準備をしても、面接本番で条件交渉の仕方を間違えば、給与交渉どころか、就職すらも難しくなる場合もあります。

ここでは、面接時に必要な条件交渉のポイントを紹介します。

交渉のタイミングは慎重に

物事にも起承転結があるように、面接にも同じように起承転結があります。

交渉のタイミングは面接の終盤くらいが妥当と思いますが、焦って面接の前半部分でしてしまったり、相手の話を遮って交渉しようとすると失敗する可能性が高くなります。

面接はお互いをよく知るためのものなので、まずは一歩引いて面接に集中しましょう。

交渉できる材料は履歴書や職務経歴書にも記載

交渉できる材料があるならば、データとして証明する必要があります。

口頭で説明したことは忘れやすいので、まずは履歴書や職務経歴書に記載するようにしましょう。履歴書や職務経歴書に記載すれば、面接官からその内容について説明を求められることもあります。

その際に、相手を納得させられるように客観的事実に基づいた情報を伝えるようにしましょう。

面接中の話し方には注意

面接官は多くの場合、今まで多くの応募者と面接を経験しています。あなたが話す時の態度や話し方は特に注目してみているでしょう。

面接の際に、自分の功績について話す際は、自慢話にならないように気をつけ、話している時の自分の態度にも気を付けるようにしましょう。

可能であれば、どんどん給与の条件交渉をしていきましょう!

異業種からの転職でも、介護の仕事に役立つ経験や資格を持っている人はたくさんいます。

介護の仕事は人と接するお仕事なので、今まであなたがどのように過ごしてきたか、どのような経験を積んだかをいかせるお仕事です。

あなた自身の経験を活かせて働けるお仕事なので、可能であればあなたの得意なことや経験をどんどん伝えていきましょう。

 

(Posted by めっし~)

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※掲載情報につきましては、 2019年12月27日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。

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