グループホームにかかる費用の内訳を解説

グループホームにかかる費用の内訳を解説


グループホームは介護施設の一つで、認知症の利用者が入居して生活を送る場所です。

認知症を患っている本人や、その家族にとって心強い生活の場所ですが、気になるのが費用ではないでしょうか。事前にグループホームにかかる費用の相場を理解しておくことで、施設選びがスムーズに行えるようになります。

今回は高齢者の介護施設、グループホームにかかる費用の内訳を詳しく解説します。

グループホームは認知症利用者が共同で生活する場所

初めにグループホームの概要について確認をしておきましょう。

グループホームは介護保険サービスの一つで、正式名称を認知症対応型共同生活介護と言います。認知症を患った利用者が少人数の中、共同で日常生活を送る場所です。

定員は1ユニット最大9名、1施設で2ユニットまでとなっています。

介護保険制度上の入居条件は認知症の診断を受けた要支援2以上、グループホーム所在の市区町村に住民票があることです。その他、ホーム独自の入居要件を課していることもあるので確認しましょう。

グループホームにかかる費用は主に2種類


グループホームを利用する際にかかる費用は、主に2種類あります。それぞれの内容と相場について見ていきましょう。

入居一時金の相場

まずは入居一時金についてです。

入居一時金とは賃貸住宅でいう、敷金のようなもの。ホーム退去時のクリーニング代や修繕代、または月々の費用を払えなくなった際の補填として使用されます。入居をする際に、ホームが指定する金額を支払わなければいけません。

金額はホームによってさまざまで、開きがあるのが特徴です。一般的な相場は数万~20万円ほど。ホームによっては100万円ほどを入居一時金として設定しているところもあるので、事前にしっかり確認をしておきましょう。

入居一時金はホーム退去時に返金されます。ただし前述した、クリーニング代や修繕代などを引かれた金額です。

月々かかる費用の相場

グループホームに入居をすると、毎月決まった費用を支払わなければいけません。

月々にかかる費用はさらに、介護保険料日常生活費の2項目に分けられます。それぞれの内容と相場を見ていきましょう。

介護サービス費

月々にかかる費用の1つ目が介護サービス費です。介護サービス費は介護保険法で定められた定額を払う必要があります。

金額は要介護度と、グループホームにいくつユニットがあるかによって異なるのが特徴です。下記の表は、介護保険負担額が1割の場合となっています。

ユニットの数 要介護度 自己負担額(1日分) 自己負担額(30日分)
1つ 要支援2 755円 22,650円
要介護1 759円 22,770円
要介護2 795円 23,850円
要介護3 818円 24,540円
要介護5 852円 25,560円
2つ 要支援2 743円 22,290円
要介護1 747円 22,410円
要介護2 782円 23,460円
要介護3 806円 24,180円
要介護4 822円 24,660円
要介護5 838円 25,140円

上記の料金以外にもホームによっては加算と呼ばれる、追加で費用が発生する場合があります。

加算はホームの体制を整えたり、支援を充実させたりするために設定しているものです。認知症ケア加算や看取り介護加算などがあります。

どのような加算項目があるかはホームによって異なるので、事前に確認をしておきましょう。

常生活費

月々にかかる費用の2つ目が、日常生活費です。ホームの家賃や管理費、光熱費、食費、日用品費、娯楽費、理美容費などが該当します。

金額はホームによってさまざま。一般的に都市部のホームは土地代が高いことから、家賃は高額になりがちです。家賃を抑えたいのであれば、郊外や地方のホームを検討するとよいですね。

日常生活費の相場は月12~18万円ほど。そして介護サービス費がプラスされて、月々の合計費用相場は15~20万円ほどとなります。

グループホームの費用負担を抑える助成制度


グループホーム利用にかかるお金は、初期費用として数万~20万円。そして月々の支払いは15~20万円ほどとなります。決して少ない金額でないので、経済的な負担となる人も多いのではないでしょうか。

最後にグループホームの費用負担を抑える助成制度を全部で3つ紹介します。

高額介護サービス費

1つ目は高額介護サービス費です。

所得金額に応じて、月々の介護サービス費に限度が設定されます。自己負担分が限度を超えた分は、後から戻ってくる制度です。

ただし介護サービス費への適用なので、初期費用や日常生活費には利用できません。

社会福祉法人の軽減制度

2つ目は社会福祉法人の軽減制度です。

グループホームの運営主体が社会福祉法人の場合、条件に該当すれば低所得者向けの軽減制度を利用できる可能性があります。実施主体は市区町村です。

各自治体独自の助成制度

最後が各自治体で独自に行っている助成制度です。

実施している多くの自治体では所得が低い人を対象に、介護サービス費や日常生活費の軽減や助成を行っています。
詳細は各自治体に確認をしてみましょう。

まとめ

グループホームは要支援2以上で、認知症の診断を受けている利用者が入居できる介護施設です。1ユニット最大9人までの少人数の場で、家庭的な雰囲気の中で共同生活を送ります。

利用する際は入居一時金と、毎月一定の利用料を支払わなければいけません。入居一時金の相場は数万~20万円ほど。月々の費用は介護サービス費と日常生活費を合わせて、合計で15~20万円ほどが相場です。

ホームの立地条件や間取り、設備が充実しているかどうかなどによって金額は異なります。
一般的な相場を事前に理解して、スムーズにグループホームを探してくださいね。

 

(posted by Ahmad)

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※掲載情報につきましては、 2020年02月25日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。

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