【カンファレンス】とは?介護用語の意味を解説

【カンファレンス】とは?介護用語の意味を解説

介護の業務の一つであり、とても大切な業務であるカンファレンス

介護や医療、福祉の業界に身を置いたことのない方にとっては「カンファレンスとは…?」と言葉を聞いたときに思われるかもしれません。

カンファレンスとは何なのか、ここで詳しく解説していきます。

介護現場におけるカンファレンスとは

ミーティングのイメージ

カンファレンスとは、直訳すると「会議」「協議会」という意味です。

介護現場において、カンファレンスは3つの種類に分類され、それぞれが異なる意味を持ちます。

ケアカンファレンス

ケアカンファレンスとは、利用者さんのケアにまつわるカンファレンスです。主に、ケアプランをケアマネージャーが作成するときに行われます。そのため、週1回前後開催されることが多いです。

ケアカンファレンスは、施設の方針によって参加者が異なります。

1フロアの介護士が全員参加して、話し合うこともあれば、介護士、看護師、リハビリスタッフ、ケアマネージャーの代表者が数名集まってカンファレンスを行うこともあります。

代表者と聞くと経験年数が豊富な方や、地位のある方が参加すると思われるかもしれませんが、どなたでも参加をすることを推奨している施設がほとんどですので、あなたが代表として参加する機会もすぐにやってくるかもしれません。

チームカンファレンス

チームカンファレンスとは言葉の通りチームごとに行うカンファレンスです。チームと言っても単位はいろいろあります。

委員会ごとのチーム

委員会がある介護施設では、栄養評価のチーム、褥瘡(じょくそう)評価のチームといったものがあり介護職だけでなく看護師やリハビリ、栄養士などがチームを組んで利用者さんの状況を評価し、ケアを決めていくことになります。

他職種が集まるチームではこまめに集まって話をすることは難しいので、月1回程チームカンファレンスを行い、評価をします。

フロア内のチーム

フロア内で2~3つ少数単位をチームとして作り、そのチーム内で利用者さんの状況についてのカンファレンスを行います。

フロア内ですので集まりやすいという利便さもあり、週1~2回のペースで行われるところが多いようです。

自分のチーム内で特に話し合うべき利用者さんの状況について話し合うこともあれば、自分の受け持ちの利用者さん一人一人について評価をしながら話し合うこともあります。

デスカンファレンス

あまり聞き馴染みのないカンファレンスですが、これは亡くなった利用者さんに関するカンファレンスです。

亡くなった方へのケアがどうだったか、今回の事例を今後どのように生かしていけるかなどについて話し合います。

デスカンファレンスは、亡くなった方のケアにかかわった人たちが参加できるカンファレンスですので、施設によっては利用者さんの家族が参加したり、施設に入る前に関わっていたデイサービスなどの職員、他所の訪問看護師などが一緒に行うこともあります。

デスカンファレンスはグリーフケアも兼ねており、スタッフたちの心のケアとして行うこともあります。

カンファレンスをする際に注意しておきたいこと

注意のイメージ

カンファレンスはただ参加すればよいというものではありません。

介護は利用者のケアにあたることが仕事の主たる部分を占めるため一般職のようにカンファレンスに十分な時間を割くことはできません。

限られた時間で有意義なカンファレンスを行うために以下のことに気を付けておくべきでしょう。

対象利用者さんの現状と課題を把握しておく

どのカンファレンスに参加するにせよ、話し合いの対象となる利用者さんの現状を把握できていなければ話についていくことはできません。

また、今後の課題も明確にしておくことでスムーズにカンファレンスが進むため、カンファレンスの前にカルテを一読しておくなどの準備をしておきましょう。

他の職員の意見に耳を傾け、思ったことはしっかりと発言する

カンファレンスを行う際に特に新人にありがちなのが、他のスタッフの話を黙って聞いているということです。

カンファレンスは意見を出し合うことが大切です。新人には新人にしか持ち合わせていない視点があり、この視点が実はとても活用できることもあります。

ですので、新人、ベテランの立場関係なく思ったことはどんどん発言しましょう。

また、ベテランの職員においても新人や中堅が発現しやすい環境を作り、発言した内容に対しては否定をしないようがけましょう。

発言しやすい職場環境は良好な人間関係が大切です。以下の記事も合わせてご覧ください。

介護職の人間関係の悩みを解決!人間関係を良好にする方法と良い職場の選び方

有意義なカンファレンスを行うために準備しておきたいこと

メモを取る女性のイメージ

最後に、週1回あるいは月1会のカンファレンスを有意義なものにするために、事前に準備しておきたいことをご紹介します。

他の利用者さんの状況に気を配り記録に残す

自分の利用者さんの状況はもちろんですが、同じチームの利用者さんについて気づいたことがあれば些細なことでも記録に残しておきましょう。その記録が重大な気付きになって、利用者さんにとって良い方向に結びつくかもしれません。

カルテは皆が読むものでありカンファレンス中にも活用するため、カンファレンスなど人前で発言をすることが苦手という方はまずこまめに記録を残すことからはじめてみても良いでしょう。

以下の記事で介護記録を行うコツを解説しています。

介護職員が行う記録において必要な「5W2H」とは?理解すれば記録の苦手克服が可能!

担当利用者さんの評価をしておくと参加しやすい

カンファレンスを行う前に自分の担当している利用者さんの評価を行っておきましょう。

ケア計画など評価をしておくことで、さきほどもお話ししたように利用者さんへの課題などが見え、カンファレンスの議題としてみんなで考えることができるからです。

担当が多くすべての方の評価が難しいならばみんなで考えてほしい利用者さんを優先的に評価していくとよいでしょう。

まとめ

どの職種にもある会議ですが、カンファレンスは会議以上に少数単位で細かく行われる傾向にあります。カンファレンスを大切にし、利用者さんへのケアの質の向上へつなげてみてはいかがでしょうか。

(Posted by RAY)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
※掲載情報につきましては、 2020年01月29日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。

仕事お役立ちコラムカテゴリの最新記事