【現役介護福祉士が教える】介護現場にふさわしい服装とは?

【現役介護福祉士が教える】介護現場にふさわしい服装とは?

こんにちは。介護福祉士・ケアマネージャーの吉田です。
12年の介護経験から、介護現場の服装事情についてご説明します。

介護士の服装といえば、ユニフォームが支給される場合もあれば服装の規定がない場合もあったりと、介護現場によって様々。服装の規定がない場合、特に介護経験のない方は全くの未知の世界で「何を着ればいいか分からない!」と悩む方も多いでしょう。

今回は、介護現場の服装事情について詳しくご説明させていただきます。
服装選びに悩む介護士の方、ぜひご参考にしてください。

介護士の服装を選ぶポイントは?

服屋のイメージ

動きやすさ

利用者の介護をする際は、安全で動きやすい服装を選ぶのがポイントです。
膝や腰を伸縮する動作が多いため、伸縮性がありやわらかい素材で動作性の良いものがおすすめです。

清潔感

介護の仕事は対人援助の仕事です。利用者や家族はもちろん、他事業所の方と一緒に仕事をすることも多いので、相手にいい印象を持ってもらうためには清潔感に注意しなければいけません。

服の汚れやシワなどに配慮し、清潔感のある服装を心がけましょう。

色・デザイン

ピンクや黄色、水色などのパステルカラーやナチュラルカラーの服装は、介護士の雰囲気も明るくなりおすすめ。利用者や家族からの印象もよく、元気になる色として取り入れている介護事業所も多いです。

花や動物のデザイン、ラインがワンポイントで入っているシンプルなものも、印象が良いでしょう。

吸収性・速乾性

介護施設内は室温が高く、動き回るため冬でも汗をかくほど暑いです。排泄介助中に額に汗を浮かべて介助している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

通気性や速乾性のある素材であれば、仕事中に汗で動きにくく気持ちが悪いといったことにならないでしょう。

介護現場でNGな服装は?

ジーパンのイメージ

服装の規定がないからとって“なんでもいい”わけではありません。介護現場にふさわしい服装をする必要があります。介護現場でNGな服装を見てみましょう。

安全でない服

介助中は介護士と利用者との距離が近くなるため、ボタンやファスナー、紐などがついている服は思わぬ事故の原因になることも…。

高齢者の皮膚は弱いため、少しの刺激で表皮剥離や怪我につながってしまいます。
また、伸縮性のない服は介助動作が制限されるため、業務に支障が出る恐れがあり安全性を損ないます。

華美、奇抜なデザイン

赤や青など派手な色、ネガティブなイメージのある黒は介護士の服装として避けましょう。
特に黒の割合が多い服装は“喪服”や“葬式”を連想させるためいいイメージではありません。また、“死”を連想させるようなドクロマークや奇抜なデザインなどもNGです。

汚れやシワがある

介護の現場では介助中に汚れてしまうことも多いですが、不衛生なため汚れっぱなしで仕事を続けてはいけません。シワだらけの服も印象が悪く清潔感を感じられません。

サイズが合っていない

大きめの服装をゆるく着るのは、だらしない印象を持たれる可能性があるので介護現場ではNGです。

若い男性介護士の方に何度も注意したことがありますが“腰パン”ももちろんNG。本人達は「かっこいい」「おしゃれ」と思っているようなのですが、ズボンの裾を引きずるのは不衛生。

介助もしにくく事故の原因になり、見た目もよくありません。

みんなどんな服装をしているの?おすすめの服装

介護士の服装を選ぶポイントや介護現場でNGな服装についてご説明しましたが、どんな服を選べばいいのでしょうか。
具体的な服装についてご紹介します。

トップス

介護士の方は、Tシャツ・ポロシャツ・トレーナーをよく着用しています。Tシャツは動きやすく手入れが楽といったメリットがありますが、ポロシャツの方が、襟がつきキチンとした印象がありますね。

ひと昔前はジャージをユニフォームとしている介護施設も多かったのですが、ラフすぎる・利用者に失礼といった意見があり最近では廃止しているところも多いです。

介護施設内が暑く常に動いているため、1年を通して半そでを着用し、冬も半そでにカーディガンといった服装が多いです。

ボトムス

ボトムスではチノパンを着用している方が多くいらっしゃいます。清潔感のある見た目としっかりした印象があるチノパンは、介護士だけでなくケアマネージャーの服装としても人気があります。

ボトムスはジャージという方もいますが、施設によってはジャージ禁止しているところもあるため事前の確認が必要です。

その他

介護士の服装は、働く施設形態によって大きく異なります。
療養型医療施設や介護老人福祉施設など医療系の介護施設では白衣が支給されたり、訪問介護事業所では支給されたポロシャツ+チノパンに加えエプロン着用など、様々です。

働く施設によって服装の規定が異なるため、もしユニフォームが支給されずどのような服装をすればよいか分からないといった方は、事前に実際に働いている介護士へ質問したり、インターネットを参考にしてみましょう。

介護士の服装は身だしなみマナーのひとつ

アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンはこう言っています。「人が他人とコミュニケーションをとるとき、言語から7%・聴覚から38%・視覚から55%」と。

これはメラビアンの法則ですが、パッと見た第一印象が他人に与える情報に影響するということです。例え知識や技術に優れている介護士でも身だしなみに欠けていると、あまりいい印象を与えることができません。

介護士の身だしなみは利用者や家族との信頼関係にも影響するため、介護の現場にふさわしい「清潔感」「安全性」に配慮した服装を心がけましょう。

もし、どんな服を着ていいか分からないと悩んでいる方は、今回の記事を参考にしていただき服装を選んでみてください。

(Posted by 吉田杏)

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※掲載情報につきましては、 2020年01月21日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。

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